丁寧に別れること
こんにちは。サードプレイス富山の中の人です。
明日からもう3月ですね。
1年の1/6がもう過ぎてしまいました。早くて焦ります。
高等学校は明日が卒業式というところがほとんどでしょう。
専門学校や大学、中・小学校では3月中旬〜下旬、転勤・部署移動などでは3月末で今いると場所から離れますよね。
発達のフォローアップ相談会や療育では一足早く2月に教室が終わるところも多いのではないでしょうか?
先日、フォローアップ教室が最終回だったのですが、コロナ感染が広まっているとのことで、中止となり悔しさ(コロナめ〜〜!!)と寂しさがありました。もっと、通ってくれた子どもたちやお母さんたちとおしゃべりしたかったなぁ。困ったときはまた、相談してほしいと伝えられなかったな、という思いです。
今日のテーマは「別れ」についてです。
野生動物の世界では親子の別れは突然やってくることが多いです(子どもが大きくなると、親が巣立ち・自立を促すために、餌を与えなくなったり、群れの外へ追いやろうとしますよね)。
人には予定された別れもありますが、突然の別れに直面すると、とてつもなく大きなショックを受けます。家族やパートナー、仲のいい人、ペットの突然の病気や事故、自然災害、犯罪や戦争に巻き込まれて、眼の前からいなくなってしまった。そうすると、なかなか普段の生活を送ることもできなくなるくらいの落ち込み、場合によっては生きる気力すら失ってしまうこともあります。
別れは、誰にでも起こりうることなのですが、人によっては、ケアが必要なくらいの痛み、辛さ、悲しみにもなるのです。そんな時はカウンセリングをご利用ください。
カウンセリングにおいて「別れ」はとても重要視されています。別れやカウンセリングの終わりの時期が決まると、それについて丁寧に扱っていきます。別れについて湧き起こる気持ちや思考、空想、別れた後のことなどを何度も話し合うのです。別れることについて恐ろしさ、体を引き裂かれそうなくらいの辛さ、言葉にできないくらいの寂しさが、カウンセリングの中で語られ、無意識的な行動にも別れへの反応が現れます。カウンセラーもクライアントと共に、大事に積み重ねてきた時間を振り返ります。
一方、中断もよくあります。カウンセラーと合わない、期待と違うと思って、「また連絡しますね」と言ったっきり、やめれる方もいらっしゃいますが、カウンセリングは人間関係の学習や練習の場でもありますので、そのやめたい、期待と違うという伝えにくい気持ちや理由を話ししていただけると、より自分自身の理解や自分が持つ他者に対する期待が理解でき、カウンセリングが深まっていくことがあります。さらに、私にとっても来談されなくなる理由がわかりありがたいのです。別れるにしても、丁寧に別れたいのです。
今、すぐそばにある別れが辛い人へ。
慣れ親しんだ人との別れは寂しくても、その人はきっとあなたの心の中にいるし、生きていればまた会えるのです。寂しいと思ったら連絡してください(メールでも手紙でも、顔見ての通話でも)。会いたいと思ったら、会いに行けばいいです。
あなたが、新しい門出に向かって進めるように応援しています。
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女性と子どものためのカウンセリングルーム
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基本的にカウンセリングは対面で行っておりますが、感染対策、遠方の方のためにzoomでのカウンセリングも行っております。