3rd_place_toyama’s blog

女性と子どものためのカウンセリングルーム サードプレイス富山のブログです

【お願い】これからパパになる人たちへ

サードプレイス富山の中の人は、カウンセリングルーム経営だけでなく、病院で妊産婦さんと面談したり、保健センターでの子育て相談も行っています。

 

新型コロナの流行は確実に妊娠・出産・子育てにも大きな影響を与えています。感染者数が多い時は、自治体の乳幼児健診や子育て相談も中止・延期になっていました。私が関わっている自治体でも受け入れ規模を縮小して相談会をやっています。

産院では、立ち合い出産が一時的に停止になったり、里帰り出産を諦めざるを得なくなり心細く不安になっている妊婦さんが多くいらっしゃいます。

 

これからパパになる人たちへのお願いです。

産後しばらくの期間、育児休暇制度を使って、ママと一緒に育児をしてください。

できないなら、産後しばらくは時短で仕事をして、早めに家に帰ってほしいなと思います。

特に、近くに頼れる実家がない、あるいは実家に頼りたくないと思っている人は尚更、ママとお子さんのために早く帰ってほしいです。

 

「会社に育児休暇の制度があったとしても取らない、取ってくれない」と悲しい顔で話すママたちの声をたくさん見てきました。

「一人で頑張って子育てしてて、苦しんでいたのに、夫は何もしてくれなかった」と十数年前、数十年前の夫の行動を許せないぐらいに思っているという話も聞いてきました。

 

「育児休暇を取る人がいない」「取ったとしてもいいことがない」

 

取る人はいなかったかもしれませんが、あなたがとりませんか?

育児休暇を取ることのメリットは、パパがお子さんの育児に責任を持って関わることで、パパとしての自覚が目覚めます。ママに「何をすればいい?」と聞かなくても、お子さんの様子を見て、お子さんが求めている世話ができる。パパが楽しくお子さんと過ごせるようになる。その結果、ママの負担が減り、ママが休めます。家事は少々手抜きでいいじゃないですか。ご飯も上手に手を抜いてください。

 

家に子どもとずっといるというのは、社会には出ていませんが、楽なことではないのです。

「家にずっといるから楽だろう」とは思わないでください。出産によって傷ついた体で、ママは懸命に赤ちゃんを守っているので、とても緊張しながら過ごしているのです。それから、毎日赤ちゃんは成長しているので、いつも同じ対応していればいい、ということはないのです。その時々で、赤ちゃんに合わせて、自分のやり方を変えなければならないのです。

赤ちゃんとずっと一緒にいることで、感情を揺さぶられることがしばしばあります。嬉しいことも楽しいこともありますが、イライラすることも、泣きたくなることもあります。子育ては、コロナの影響でとても孤独になりやすい状況です。

 

しかし、そこは夫婦で話し合っていたわりあうことで、乗り越えていけると思っています。

新しい家族を、家族の関係性を大切にして、このコロナ禍を乗り越えていってください。

 

ちなみに育児休暇は、赤ちゃんとママを置いて、パパだけ遊びに行く、旅行に行くための休暇ではありません(何か見た)。夫婦で一緒に子育てするための休暇です。

 

 

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